2024年7月の振り返り

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はじめに

2024年7月が終わったので近況を書く。

GopherCon 2024

社のおかげでGopherConへ行くことが出来た。実は海外カンファレンスへ参加するのが初めてだったので、少し不安な気持ちとワクワクした気持ちがあった。結果として極めて楽しめた。特にGoコンパイラ拡張の話が面白くて、その後にGoコンパイラ開発チームの人に話を聞いた。この辺りの話は振り返り会で話す予定だが、僕が触発されるには十分なイベントだった。

また、ツイートしたとおり再度イベントで個人賞をたくさんもらえたので嬉しかった。

運動習慣

これはGopherCon関連なのだが、現地で散歩していた時に思った以上に多くの人々がランニングやジョギングをしていることに気づいた。それに気づいた時、良いな〜と思ったので帰国後から雨の日以外、散歩の代わりにランニングを13日連続で継続している。

悲しいことに身体的な変化はないが、メンタル面での変化はあったと思う。これはランニングだからという訳ではなく、「自分で選択」して「努力を継続」したからだと思う。これは将来的に歪んだ時に使える再現性のあるメソッドだと思うので覚えておきたい。

他にも、友達とバドミントンのラケットを購入して、月に数回バドミントンをしに行っている。これは運動というか楽しいイベントみたいな感じだけど、習慣みたいにできたらいいな。

悪い習慣を良い習慣で上書きする

これもまだ途中ではあるが、ランニングの習慣が出来たことで夜に自然と眠くなったり会話に時間を割きすぎたりすることも減った。一過性のものにしないために続けていきたいが、これを義務にせず「自分で選択」して続けていくつもりだ。無理は毒。

「ゴールデンタイムの消費期限」が良かった

友人を待っている間に、ふと立ち寄った本屋さんで、帯に書かれた「才能がない自分でも、生きている意味はあるのか——?」赤い文字が目に止まった。裏表紙のあらすじを読むと、才能の消費期限を過ぎた天才がAIの力を借りて消費期限を延ばすというストーリーだった。

僕は僕自身のことを「天才」と思ったことはないけれど、それを「技術力」に置き換えた時に思い当たる節があった。僕の「技術力」の消費期限はいつなのだろう、と。そんなことを思いながら購入し、お布団の上で本書を読み始めた。結果、つい読み耽ってしまい、時間は2時を回っていた。

読み終わった後、映画のエンドロールを見ている時のような満足感というか喪失感というか、そんなものを感じた。帯に書かれていた「才能がない自分でも、生きている意味はあるのか——?」に対する小説内での答えは出ていたが、個人的には納得いっていなかった。

でも、それ以上に小説内で登場した秋笠さんに近い感情を抱いたことがあって(というか今でも感じることがあるが)、小説に共感された気がして少し気が軽くなった。これを感じて思ったのは、やはり創作物は良いなってこと。曲、小説、映画、彼らはいつ聴いても読んでも同じ言葉をかけてくれる。人間とは違う。自分が欲しい言葉を欲しい時にくれる。これが共感という文脈では非常に良いだろう。誰も嫌な気持ちにさせない、誰かに弱みを晒すこともない。結構なことじゃないか。

でもこれを書きつつ、なんとなく違うな、みたいな気持ちもしている。やはり人はひとりでは生きていけないし、そういった弱みをお互いに見せ合えるような交友関係を築けると最高なんだろうな、とか思ったりもする。おっと、だいぶ話が逸れてしまったが、とにかく本書が良かったので、「才能」みたいな部分で思い悩んでいる人がいれば、ぜひ手に取って欲しい。オススメ。

Posted on Jul 30, 2024