つよつよおじ達と湯治に行ってきた
Table of Contents
はじめに
湯治目的で1泊2日の伊豆旅行に他の ジジィ エンジニア2人と旅行に行ってきた。やはり気心の知れたエンジニアというか友達と一緒に行く旅行は楽しいものだ。彼らは技術に対して真摯だし、何より前向きな「やっていき」の気持ちを心に宿しているのが尊敬できるところでもある。
そして、私は前向きなことを思索すること、そういった議論を共に楽しめる人間が好きなので、今回の旅行は湯治よりかは彼らとの会話から多くの刺激を得た。この感動が風化する前に言葉にして残しておこうと思う。
話したこと
旅行の中で様々な話をしたが、特に記憶に残っている話題は大きく分けて2つ。AI の活用と活動の仕方だ。
AI の活用
AI 技術の進歩によって、コーディング領域において人間の出る幕は殆どなくなっていく(ない)だろう。そのため、人は AI を活用せざるを得ず、私たちの仕事はなくなる、もしくは別の場所でバリューを出していくことになるのだろうという話だ。
そもそも、AI は普段の業務で人間の能力を優に超えていると考えられる。例えば、業務におけるコーディングは、手動でゴリゴリ書くよりも、自然言語を介して AI Agent と協業した方が速く正確に終わることが多くなってきている。私の所属する企業では幸運にも AI の利用を推進(推奨) しているので、この辺りの理解と勘所は同じものを持っていた。
その中で特に意外だと思ったのが、MCP 等で情報を渡すようにすると推論や方針をそちらに依存してしまい、性能が下がるケースが散見されたということである。これは実際に某で確認されたらしいものの、私にとって非直感的であった。なぜなら、MCP 設定や Data Source を渡すことで、Domain Specific な情報が提供されるため、正しい推論ができるようになると思っていたからだ。しかし、某氏曰く、仮に情報を渡す必要があれば、「その情報を参照しろ」といった命令的なプロンプトではなく、ディレクトリ以下にデータをファイルとして配置しておき勝手に参照させるような形式を取ると良いらしい。また、MCP 等のツールに関しては、完全にサンドボックスにして自分自身で何かを組み立てた方が性能が良くなるらしいということであった。
これは子供の育て方と似ているかもしれない。「これをやれ」と指示を出すよりも、自分で気付いてもらう方が深い理解をしてもらうことができ、知識をより効果的に利用できるという話だ。これは、LLM 側で自己解釈して価値基準をつけているからかもしれないという仮説に基づく。いずれにせよ、そのような前提が仮に正しいとすれば、今後必要となってくるものは環境を構築する Spawner と必要なファイルのみを分離して実行できる技術ではないだろうかと思った。この技術について OSS や SaaS を作成してみるのも面白いかもしれない。社内で実施してみても面白いかもしれない。
活動の仕方
活動の仕方については、どのようにしてモチベーションを保つか、という部分に近い話だろう。私は1月に副業を辞めて時間ができたので、興味のある分野の深掘りに時間をかけれるようになってきた。一方で、やはりモチベーションの保ち方は課題である。年明けに公開した記事では、習慣化によってモチベーションに関係なく成果を出すトライアルを宣言し、現時点で実施しているところである。
その一方で、別のモチベーションの保ち方の一例として、数ヶ月先に成果が出る想定のものを沢山続けていくという話をされた。そうすることで、あることをやっている間に前に仕込んだ成果が開花して、その時のモチベに繋がるということを聞いた。これを聞いて「なるほど、そういうやり方もあるのか」と思ったし、これは所謂プロジェクトの進め方と似ていると感じた。そして、このやり方は参考になるだろう。大きい成果を生み出すためには、ある程度のモチベの取得は必要で、もちろん自分の努力も必要である。能力が不足しているならその溝を時間で埋めるべきだろう。
さて、ここで感じたことが目的設定の相違である。これらの話は「どのようにモチベーションを保つか」という手段の部分にフォーカスしていた。しかし、「モチベーションを保つこと」は何かの成果を出すための手段であり、目的と手段が逆転しているようにも感じる。すると、私が真に気持ちいい瞬間、楽しいと思う瞬間は何だろうか。おそらく1つの答えは「他人と繋がりを感じる」「コミュニティでの所属感を得る」だと思っている。そのための手段として自分は頑張り続けることで誰かの何かでありたいのだろう。それに加えて、幸運にも自分の好奇心の高さがある。だから、目の前の小さな壁に直面した時に、何かがむしゃらにもがいて何か形のようなものを残せてきたのだろう。
だから、多分僕ができる方針としては、小さなものでも良いからとりあえず出してみて、反応を受ける、ということなのだろうと思った。
他のトピック
- トップが壊れるとそもそもいる価値を感じられなくなるという話
- イケてない組織に所属すると、そもそも出来ることも限られてくる
- だから、トップが狂い始めてきたら、それにテコを入れるか、それでも改善しない場合はそもそもやり方を変えてみると良いのかもしれない
- 「自分自身」にどのように価値を持たせるか
- あることをする時、その行為が自分にどのような価値を持たせてくれるのかを考えると良いかもしれない
- 今までは、組織/プロダクトを良くするためにどうすれば良いか、にフォーカスしていたが、もしかしたら自分の価値を教え上げるために何ができるか、という方針自体を動く前に決める/もしくは動きながら決めると良いかもしれないと思った
- 環境は大事
- しょうもない馴れ合いとか励まし合いとかする仲間ではなく、バチバチに殴り合える仲間がいた方が普通に楽しい
- 人は環境に左右されるので
- そのためには、実績を作れ、それはそうという気持ちになった